激アツコメントが到着!『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』を見るべき理由
梶裕貴さん(声優・俳優)
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』では、ソーとロキの兄弟愛、サノスとガモーラの親子関係に惹かれました!」

アニメ「進撃の巨人」のエレン役などで知られる人気声優の梶裕貴さん。「映画のオープニングでマーベル・コミックの絵がパラパラと表示されたあと『MARVEL』というロゴが出てくると、自動的にテンションが上がる (笑)」そう語る彼もマーベルファンのひとり。

「『アベンジャーズ』シリーズはやっぱり精鋭同士の戦いが面白いですね。キャプテン・アメリカは正義感が強く、身近なヒーローとしてとにかく頑張るという感じ。それに対してアイアンマンは窮地に立ったときにも、常に余裕がある。彼が登場すると安心するんですよね。アイアンマンのスーツもどんどん進化して、『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』だと、もはや何の素材でできているのかわからないぐらい高性能でしたね(笑)」

最近見た作品はその『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』と『アントマン&ワスプ』。 「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』は、まず字幕版で実写の俳優さんご本人がどんなお芝居をしているのかを確認してから、吹き替え版を拝見しました。僕は仕事だけでなく、見る側としても吹き替えに親しんできましたし、本作で改めてその面白さを感じましたね。より日本人が楽しめるように、コミカルなところとシリアスなところの緩急が絶妙にうまくつけられていると思います。特にスター・ロード役の山寺宏一さんがソーと出会ったときに彼のまねをして低い声を出す場面は、実に、変幻自在な声をもつ山寺さんらしいシーンで、思わず笑ってしまいました」

スター・ロードが率いる宇宙の荒くれ者集団ガーディアンズとアベンジャーズが合流するなどの新展開もある一方、強敵サノスとの戦いはかなり厳しいものに。
「冒頭、ソーの弟であるロキがたいへんなことになるじゃないですか。ロキは悪役だったけれど…そうなって初めて『俺、ロキが好きだったんだ』と思いました(笑)。サノスは圧倒的な悪なのかと思いきや、彼なりの正義を語っていて、世界の人口を半分にしようとする理屈にはどこか否定しきれないものを感じましたね。そして養女のガモーラがあんなことに…。まさか“ラスボス”であるサノスの涙が見られるとは思っていなかったので、驚きました。あの親子関係がなんだかとても気になります」

『アントマン&ワスプ』ではエンドクレジット内の映像を見て衝撃を受けたそうです。
「『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』にはアントマンが登場しなかったので…『ここでつながるのか!』と思いました。やはりマーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)の物語はリンクしているんだなと……。それにしても、『どうなっちゃったの?』と思わせる、怖さが残る映像でしたよね。きっとあのままでは終われないはずですから、その後の物語は『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれるのかな?楽しみですね」

声優としての目標のひとつはマーベルのヒーロー役だと言います。「スパイダーマンのような若いヒーローが新しく出てきたら、ぜひ演じてみたいです」と意欲を見せます。そんな彼にとってマーベル作品の魅力とは?
「マーベルのヒーローはみんなどこかに弱さがある。アントマンが逮捕されたり軟禁されていたりしたように(笑)、情けないような過去やトラウマがあるからこそ等身大の人間だと感じられて応援できるんですよね。そもそも人間って、誰しも完璧じゃなくてダサいものですから。そこをちゃんと描いているところが、マーベル作品が長く愛され続けている理由ではないかなと思います」